こころに降る 雨の音を聞きながら
小さなガラスに映る私の顔を見ている
ぼやけてよく見えないのは
雨粒のせい?
それとも 涙のせい・・・?

あなたからもらったこの傘を
今日はひとりさして出かけてみたの
グレーに時雨れるこの都会
いつもは輝くショーウィンドウも
今日はなぜか寂しい色を映している
あなたと出会った街角のカフェ
テーブルにできた水たまりに
雨粒がひとつ・・ふたつ・・降りてきて
座る人もいない椅子たちも 
寂しそうな表情を隠せない
そこにたたずむ私は
まるで映画の1シーンのように・・・

あなたにもう一度 逢いたかった・・・

モノクロのPhotographの中で
またひとり つぶやいている